2008年07月07日

ハミルトンが雨のレースで完勝!

イギリスGP コンディションは気温16℃、路面温度17℃。ウエットコンディション。

どのマシンもスタンダードウエットタイヤを着用してのスタート。

ハミルトンが第1コーナーを先頭で突っ込んでいく。しかしすぐさまコバライネンがオーバーテイクした。
またハンガーストレートでウェバーが痛恨のスピン! 最下位までポジションを落とした。

中嶋一貴はポジションをいくつか上げたものの、セクター2でコースオフ! 順位を落す。
さらにマッサもスピン。またベッテル、クルサードもコースオフしてしまう。そのままクルサードとベッテルはリタイアとなった。

3番手にはライコネン。スピンを喫したマッサは17番手までポジションを落とした。

ハイドフェルドとアロンソが4番手争いを繰広げるが、アロンソがオーバーテイクし前に出る。

レースは4分の1となる15周を消化し、ハミルトンが先頭をキープしているが、2番手のライコネンがペースを上げ、その差を4秒に縮めてきているた。
3番手のコバライネンはライコネンから8秒後方。その6秒後方には4番手のアロンソ、さらに4秒後方には5番手のハイドフェルドだ。
トヨタのトゥルーリが7番手、グロックが9番手。Honda Racing F1はバトンが11番手、バリチェロが12番手。ウィリアムズの中嶋はバリチェロ13秒後方となる13番手だ。

レースは23周目に入り、雨脚が強くなり始める。
これを見て、直後にピットストップするマシンはタイヤ交換を実施。一方、先ほどタイヤ交換を行わなかったアロンソやライコネンはペースが上がらず。先頭のハミルトンと2番手ライコネンの差は25周目には10秒まで広がった。

24周目以降、ハミルトンはライコネンよりも5秒以上速いタイムを刻んだ。さらにアロンソもグロックにかわされており、この時点ではタイヤ交換有無の判断が大きなファクターとなった。

このタイム差を見て、ルノーは26周目にアロンソをピットに呼び寄せてタイヤ交換を実施。一方のフェラーリはまだ動かず。ライコネンとハミルトンのタイム差は22秒にまで広がるが、ライコネンの直後にはコバライネンが迫った。

そして27周目の最終コーナーでコバライネンがライコネンをオーバーテイク! さらにハイドフェルドもライコネンの前に出た。しかもハイドフェルドはコバライネンをもかわし、一気に2番手に浮上。コバライネンは3番手キープとなった。

しかし、雨脚がさらに強まる。この時点ではどのマシンもスタンダードウエットタイヤを履いているが、Honda Racing F1の2台がほぼ同時にピットインしてエクストリームウエットタイヤに交換。

レースは36周を消化。ここで4番手走行中だったピケJr.が痛恨のスピン! そのままグラベルにはまり、リタイア。
さらにマッサやハミルトンもスピン。路面には水たまりも見え、すでにスタンダードウエットタイヤでは厳しい状況になっていることは間違いない。

一方、先ほどエクストリームウエットに履き替えたHonda Racing F1の2台は、どちらも好タイムをマーク。
なんと、スタンダードウエットを履いているマシン勢よりも14秒ほど速いラップタイムを刻んだ。

これを見て、先頭のハミルトンがピットイン。
Honda Racing F1と同じくエクストリームウエットに履き替えた。また2番手のハイドフェルドもピットストップを行い、同じようにエクストリームウエットに交換。クビサも続いた。残りのレースは22周だ。

まだスタンダードウエットを履いているライコネンやウェバーがスピン! しかしなんとかコースには復帰している。

これに続きバトンがセクター2でストップ! リタイアだ。またクビサもスピンしグラベルにつかまりリタイア。またロズベルグがグロックに追突し、ノーズを壊した。今年のロズベルグにはこういったシーンが目立つ。これらのアクシデントにより、エクストリームウエットを履いている中嶋が9番手に浮上した。

残りレースは18周となり、バリチェロがスタンダードウエットを履いているトゥルーリをかわし、3番手に浮上! しかし雨は収まっており、再び路面が乾く可能性も高い。数周前にロズベルグはスタンダードウエットに戻すという決断をした。

43周目にバリチェロがハイドフェルドをかわし、2番手に浮上。また8番手のグロックが単独スピンを喫し、中嶋が8番手に浮上。しかし中嶋はもう1回ピットストップを行う必要があるはずだ。

バリチェロは46周目にピットインし、給油を実施。さらにスタンダードウエットタイヤに履き替えた。バリチェロは3位でコースに戻った。

レースは残り12周。4番手のトゥルーリがピットインし、スタンダードウエットに交換。8番手でコースに戻った。またこれで中嶋は7番手に浮上している。一方のマッサはまたもスピンを喫しており、依然として最後尾の13番手だ。この時点ではすでに7人がリタイアしている。

レースは50周目。4番手のコバライネンと13番手のマッサがそれぞれ違う場所でスピン。これでアロンソとライコネンがコバライネンをかわした。

レースは50周を消化。残りは10周だ。先頭を行くのはハミルトン。すでに2番手のハイドフェルドに63秒もの大差を築いた。また3番手のバリチェロも4番手のアロンソに25秒差。久しぶりの表彰台までもうすぐだ。

レースは54周目。ハンガーストレートでライコネンがアロンソをオーバーテイクし、4位に浮上した。またアロンソの後ろにはコバライネンが迫っており、残り6周は厳しいものになりそうだ。

レースは残り4周。5番手争いが激化している。アロンソの背後にぴったりつくコバライネン。それを後ろから見守るのが中嶋。そしてその後ろにはトゥルーリも迫っているという状況だ。

残り3周となり、セクター3でコバライネンがアロンソをオーバーテイク! これで中嶋の前にペースが上がらないアロンソとなった。中嶋はアロンソをかわすチャンスをうかがいつつ、後ろのトゥルーリを抑えなければいけない。

ついにハミルトンがファイナルラップに入った。すでに2番手に67秒差をつけている。

ハミルトンはそのままトップチェッカーを受け、シーズン3勝目。雨のモナコに続き、ウエットレースで圧倒的な速さを見せた。また2年目にして母国レースを制覇した。

2位にはハイドフェルド、そして3位はバリチェロ。タイヤ選択でギャンブルに出たHonda Racing F1は、バトンがスピンしてリタイアしたが、バリチェロが最高の仕事をした。

4位にはライコネン、5位にはコバライネン。どちらも予選ポジションから順位を下げてしまった。6位にはアロンソが入り、トゥルーリが7位だ。

一方、中嶋はファイナルラップ直前にトゥルーリにかわされて8位。しかし雨のモナコ以来となるポイント獲得を果たし、チームメイトのロズベルグとここまでの獲得ポイント数で並んだ。

トヨタのグロックは12位。Honda Racing F1のバトンはリタイアとなっている。

完走は13台。クビサ、バトン、フィジケラ、スーティル、ベッテルという雨のレースに強いドライバーが軒並みスピンを喫し、リタイアとなった。




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Posted by 左近将監 at 10:04Comments(0)TrackBack(0)イギリスGP

2008年07月06日

コバライネンが初ポール!

2008年F1世界選手権第9戦イギリスGPの公式予選が、イギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。

予選開始時のコンディションは気温20℃、路面温度30℃。
天候は曇りだが、予選中に雨が落ちてくる可能性もあるようだ。そうなればアタックのタイミングによってポジションが左右される場合もあるため、ドライバーとレースエンジニアの決断に注目が集まりそうだ。

アロンソがトップタイムをマーク。
ハミルトンが2周目のアタックで1分20秒288を刻み、トップに躍り出た。ライコネン、マッサのフェラーリ勢が2、3番手で続き、4番手にウェバー。5番手にアロンソだ。

その後コバライネンが1分19秒957をハードタイヤでマークし、トップに躍り出た。
また中嶋一貴がチームメイトのロズベルグを0.2秒上回り、13番手。残り時間は7分少々だ。

残り時間6分となった頃に雨が落ち始める。
雨がかなり落ちてきているため、すでに全車がガレージに戻っている。
この時点でノックアウト圏内にいるのは16番手のバリチェロ以下、ロズベルグ、バトンなどだ。中嶋は15番手、ボーデが14番手につけている。

残り時間は1分を切り、14番手のボーデ、16番手のバリチェロ、18番手のバトン、19番手のスーティル、20番手のフィジケラが再コースイン。ボーデはセクター2でファステストを刻み、6番手に浮上した。コースコンディションの悪化はあまりないようだ。

またフィジケラはセクター1で自己ベストをマークしていたものの、セクター3でスピン。
これでこの区間はイエローフラッグが提示され、Honda Racing F1の2台はタイム更新ならず。これにより、15番手の中嶋はそのポジションを守り、Q2進出を決めた。

これでQ1が終了。トップタイムはコバライネンがマークした1分19秒957となった。トロ・ロッソの2台が好パフォーマンスを見せ、ベッテルが3番手、ボーデが6番手。またピケJr.はアロンソを上回るタイムを刻んでいる。一方日本勢は中嶋やトヨタ勢がQ2進出を決めたものの、Honda Racing F1は2台がQ1敗退と対照的な結果になった。
15分間のQ2が開始となったが、以降は雨の心配がないという予報が出ているため、どのマシンもなかなかコースインしない。3分が経過した頃、アロンソが先陣を切ってコースに入り、タイムアタックに入った。

アロンソのタイムは1分20秒336。しかしマクラーレン勢、フェラーリ勢、ウェバーがそのタイムを上回る。マクラーレン勢はソフトタイヤで1分19秒5を出した。

セッション残り時間が5分ほどになると、BMWザウバーの2台がタイムアタックを実施。両者ともにソフトタイヤを履いてアタックし、クビサが3番手、ハイドフェルドが4番手。どちらも1分19秒台を刻んでいる。

残り2分となり、5番手以降のマシンがコースイン。ベッテルやピケJr.がタイムを更新した。一方のトヨタ勢は奮闘したが、あと一歩及ばず。

これでQ2が終了となり、11番手のクルサード以下、グロック、ボーデ、トゥルーリ、中嶋の5名がQ3進出を逃している。

Q2で最速タイムをたたき出したのはハミルトンで、1分19秒537をマークしている。2番手にもチームメイトのコバライネンがつけた。そして3番手がウェバー、4番手にクビサ、5番手にハイドフェルドとなっている。フェラーリ勢はライコネンが6番手、マッサが8番手だ。トロ・ロッソのベッテルは開幕戦以来のQ3進出を果たした。

Q3がスタートし、まずはライコネンからコースイン。1分22秒519を刻んでトップに立った。一方、ハミルトンはセクター1、2でファステストを刻んだものの、今週末タイムが伸びていないセクター3でコースオフ! 非常にもったいないミスとなった。

クビサはセッション終盤ぎりぎりまでガレージにとどまっていたが、マシンリアエンドにトラブルを抱えたため、Q3でタイムをマークすることができず。

その後ウェバーがフェラーリ勢を上回り、トップタイム! しかし直後にコバライネンが上回り、最速タイムを刻んだ!

セッションはそのまま終了し、コバライネンがF1キャリア2年目にして自身初となるポールポジションを獲得! そして2番手にウェバーがつけ、3番手にライコネン、4番手にハミルトンとなった。一方、マッサは9番手、クビサはタイムアタックができずに10番手となっている。

トヨタのグロックは12番手、トゥルーリは14番手。ウィリアムズの中嶋は15番手となり、天候のタイミングもあったものの、チームメイトのロズベルグを上回ることに成功した。

一方のHonda Racing F1はアタック中にイエローフラッグが提示されるという不運もあり、バリチェロ16番手、バトン17番手となっている。

明日のイギリスGP決勝は日本時間6日の21時からスタート。ウエットコンディションの可能性もあり、どんな展開になるのか予測は難しい。お楽しみに!








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Posted by 左近将監 at 09:24Comments(0)TrackBack(0)イギリスGP

2008年07月05日

クラッシュが多発

イギリスGP初日の最速タイムをマークしたのは、フェラーリのフェリペ・マッサだった。
しかしマッサは午前のフリー走行1回目で、アロンソのV8エンジンが撒き散らしたオイルに乗ってコントロールを失い、激しいクラッシュを演じてもいる。

午後にはコバライネンが最速タイムをたたき出したものの、午前中にマッサがマークしたタイムを破ることはできず。

マクラーレン

銀色のクルマが午後のフリー走行2回目セッションを支配したが、そのマシンをドライブしていたのは地元のヒーローであるルイス・ハミルトンではなく、チームメイトのヘイキ・コバライネンだった。ハミルトンは何度かコースオフし、芝生の上を走る場面があった。コバライネンは「金曜日の最速タイムを(予選や決勝に)繰り越すことはできないけど、日曜のレースに向けていい基礎が築けたよ」と満足げだ。

レッドブル

午前中に電装系トラブルによって走行時間がいくらか奪われてしまったマーク・ウェバーだが、午後にはチームメイトのデビッド・クルサードと共にトップ4に入った。それでも、週末を通してこのポジションを保つことは厳しいだろう・・・。

ウィリアムズ

2台共に午後のセッションでトップ10に入ってみせたが、中嶋一貴はブリッジコーナー手前でコントロールを失ってスピン。フロントウイングを破損する一幕もあった。

トロ・ロッソ

シルバーストーンのレイアウトさえほとんど知らなかったセバスチャン・ベッテルだが、初日の2つのフリー走行でどちらも7番手以内にとどまり、安定してチームメイトのセバスチャン・ボーデを上回るペースを見せつけた。
Honda Racing F1

ファンがデザインした特別カラーのヘルメットをかぶって母国グランプリに臨んだジェンソン・バトンはチームメイトのルーベンス・バリチェロと共に、比較的コンペティティブなスタートを切った。午前中はバリチェロのマシンにサスペンションのトラブルが発生したため、2台の走行を制限。これにより、走行距離もわずかなものにとどまった。

フェラーリ

フェリペ・マッサが午前中にたたき出した最速タイムは、ストウの入口でフェルナンド・アロンソ(ルノー)のマシンが撒いたオイルに乗ってバリアにクラッシュした後も、誰にも破られず。午後はマシンの修復作業が長引いたものの走行を実施し、8番手だった。一方のキミ・ライコネンは、午後は12番手。「最適なセッティングを見つけることに少し苦労したよ」とコメントしている。

BMWザウバー

BMWザウバーの初日リリースに“静かなスタート”と記されていたとおり、午後のロバート・クビサとニック・ハイドフェルドは共にトップ10に入ることができなかった。

トヨタ

ヤルノ・トゥルーリにとっては、今シーズン最悪の1日と言えるかもしれない。午前中は速さを見せられず、午後は最下位だったのだ。午後にはストウの手前でリアウイングが脱落し、そのままクラッシュしている。しかし「診断のためにメディカルセンターに連れて行かれたけど、僕は大丈夫だ。明日コックピットへ戻れることは間違いない」とも述べている。 一方のティモ・グロックはトゥルーリのリアウイングにトラブルが生じた後、古いスペックのリアウイングに交換。トゥルーリよりもいいタイムを刻んでみせた。しかし午後の序盤にはクラッチトラブルのためにコース上でストップ。作業時間をいくらか失ってしまった。

ルノー

フェルナンド・アロンソのエンジンが吐き出したオイルにより、フェリペ・マッサ(フェラーリ)はタイヤバリアにクラッシュしてしまった。アロンソは午後も15番手となっている。ネルソン・ピケJr.はアロンソからコンマ数秒の遅れにとどめている状態だ。

フォース・インディア

先週のシルバーストーンテストで激しいクラッシュに見まわれたジャンカルロ・フィジケラだったが、医師たちからは今週のイギリスGPに出走するための許可を手にすることができた。フィジケラは16番手で初日を終え、エイドリアン・スーティルはフィジケラのコンマ数秒後方だ。



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Posted by 左近将監 at 07:20Comments(0)TrackBack(0)イギリスGP